ソフトバンク山川穂高内野手(34)が豪快にお目覚めの確信弾を放った。
大量7点をリードした7回無死一塁。ロッテ3番手の宮崎颯のカウント1-1からの3球目。外角シュートをバックスクリーンへライナー性の打球でたたき込んだ。ダメ押しともいえる今季10号2ラン。打球速度180キロ、飛距離133メートルの特大アーチ。1軍復帰10打席目で飛び出した復活弾に山川の声も弾んだ。「完璧に捉えることができました。久しぶりに1軍の舞台で自分の打撃ができました」。Vカウントダウンが始まって大砲復帰を決断した小久保裕紀監督(54)もダイヤモンドを周回した背番号5を笑顔で出迎えた。復調を告げる1発はホークスにとっても区切りの本塁打となった。2リーグ制以降、球団9400号のメモリアル弾でもあった。
不調のため6月にファーム調整を命じられた。酷暑の中で自らの打撃を見つめ直してきた。930グラムだったバットは、20グラム減らした。打撃フォームも左足をすり足にしてみたり、試行錯誤を繰り返した。2軍では12本塁打を放った。満足する数字ではないが、1軍での打席はつねにイメージしてきた。「山川もよかったよね。これから短期決戦もあるし、相手は嫌だからね」。復活弾を目に焼き付けた王球団会長も山川の復活に太鼓判を押した。



