阪神高橋遥人投手(30)が両リーグトップの14勝目を挙げた。6回5安打2失点。球団左腕では06年井川慶以来となる14個の白星を積み上げ、プロ9年目で初の規定投球回に到達した。
「本当にうれしい。投げたらケガするとずっと思われていたと思うし、規定とか絶対高橋はいけないやろうなと思われていることは自分でもわかっていた。自信というより、そういう声をはね返せたじゃないですけど、よかったなと思います」
先発陣の柱としてローテーションを回ったからこその勲章。幾度の手術を乗り越えた左腕は胸を張った。この日は広島打線から毎回の計10K。それでも「そんなことよりバックスクリーンにホームランを打たれたことがまだまだ」。三振の山より、6回大盛にソロを許した場面を悔しがる、高橋らしさが出た。
前日16日には「勝てば何でもいい」と連敗ストップへ、気合十分だった左腕が有言実行した。開幕当初から1年間投げ続けることを目標に掲げてきた。「それが一番いいこと。パフォーマンスを落とさないで投げ切れるのが本当の強い人だと思うので、みんなを見習って頑張りたい」。無双左腕の目標はまだまだ先。謙虚に勝ち星を積み上げる。【村松万里子】



