「横浜のタイソン」こと前東洋太平洋ウエルター級王者田中空(25=大橋)が1回KO撃破で再起戦を飾った。レイモンド・ヤノング(32=フィリピン)との同級8回戦に臨み、1回1分31秒、TKO勝利を収めた。接近戦から左アッパー、左ボディーでぐいぐい前に出てロープ際に追い込んだ。すぐさま左アッパーからの左ボディーでもん絶させながらダウンを奪取。そのままレフェリーストップとなった。
再起戦を飾った田中は「ひとまず倒せたので良かった。ボディーが入るかなと思っていた。1回から打ち合いになると思っていたし結果が出て良かった」と、無傷の顔から笑顔がこぼれた。
今年5月、東京ドームで佐々木尽(25=八王子中屋)に判定で敗れ、東洋太平洋同級王座から陥落。約3カ月ぶりのリングで再起に成功した。「あの試合は、ただ攻めるだけになってしまった。いろいろ修正して強くならないといけないと思った。もっと臨機応変にいったら良かったと思った。相手の動きに合わせ、臨機応変にやろうと。今日はいつも通りにいきましたね」と振り返った。
ヤノングは今年5月、東洋大の同期でもある東洋太平洋スーパーライト級王者堀池空希(横浜光)が1回TKO撃破した相手。田中は「無理にKOは狙ってなくて。チャンスがあったらと、いきました。(堀池の記録は)意識はしていなかったけど1回で倒せて良かったです」とほっとした表情をみせた。
会場には佐々木が試合視察しており、田中は「強くなりますので、またよろしくお願いします」と再戦を希望。現東洋太平洋同級王者の佐々木が9月21日、八王子のたま未来メッセで日本、WBOアジア・パシフィック同級王者セムジュ・デビッド(33=中日)との3冠王座統一戦を控える。田中は「観に行きます。本当に(佐々木に)リベンジしたいなと思っている。まだ、めちゃめちゃ悔しいですし」と口にしていた。

