4月2日、師匠の陸奥親方(元大関霧島)の定年により、両国国技館から最も近かった陸奥部屋が閉鎖。地図サービス「グーグルマップ」によれば、陸奥部屋から国技館までは150メートルで、所要は徒歩3分。圧倒的な好立地の部屋がなくなった。では現在、最も国技館に近い部屋はどこなのか? グーグルマップの距離は、550メートルで春日野部屋と時津風部屋が並ぶ。ただ徒歩での所要は春日野部屋が8分、時津風部屋9分と差があり、最も近い部屋は春日野部屋となった。

では部屋が近いメリットとデメリットは? 春日野部屋の新十両栃大海は「良いのは相撲診療所が近いことですね」と即答。力士に多いケガや病気に詳しい医師から診察を受け、予防のためのテーピングなども手に入る、相撲診療所が近いのは心強い。一方で栃大海は「すぐに関係者に会う。知らない人でも、体の大きな人を見かけたら、とりあえずあいさつします」と、冗談交じりに打ち明けた。

次に国技館から近いのは700メートル、徒歩で所要10分で並ぶ八角部屋と出羽海部屋だ。以前の陸奥部屋から2600メートル、同36分の音羽山部屋に転籍した大関霧島は夏場所前に「静かだし、環境は良いと思います」と、鉄道高架にほど近い前所属からの変化を前向きにとらえた。一方、最も遠い53キロ、徒歩だと12時間16分と表示される茨城・阿見町の二所ノ関部屋、小結大の里は「相撲に集中できていい」と、のどかな環境を歓迎。いずれも“住めば都”で気に入っている様子だ。【高田文太】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)