日本最高峰の格闘技イベントRIZINは25日、都内で「RIZIN.55」(11月8日、千葉・
LaLa arena TOKYO-BAY)に向けた追加対戦カード発表会見を開催。会見後に榊原信行CEO(62)が記者の囲み取材に応じた。以下、主な一問一答。
-「RIZIN.55」で若手対ベテランという構図が多くなったのは意図したものか
「タイミングとすると次の時代に向けて若い選手たちがすごく、ファイティングネクサスさんも、DEEPも台頭してきてますから。そういう選手たちにチャンスを与えるべきだし、そうなってくるとRIZINファンのみんなが知ってる選手と戦ってどこまでいけるんだという。そういうのが一番見えやすいかなというところもあってわりと若手対ベテランというカード編成になったかなと」
-浪速の超復活祭りを振り返って
「平本(蓮)対ダウトベックも僕らからするとケガの巧妙みたいな感じがあって。デュアルマストシステムというシステムを啓蒙(けいもう)する上ではこんなに素晴らしい試合はなくて。皆さん専門家になって“デュアルマストシステムとは”っていうのをファンのみんながいっぱい挙げてくれて、すごい良かったなって。我々とJMOC(日本MMA審判機構)がいろいろ試行錯誤しながら、このルールをRIZINで採用して。これが僕はUFCのユニファイドというくだらないルールに負けないぐらいの世界に浸透したらいいなと思っているルールではあるんですね。ただ、本当に僕らは忖度(そんたく)は一切していない。JMOCに一任をして、ジャッジが誰が入っているか、レフェリーを誰がするのか、僕ら主催者、プロモーターは知らないんです。その中でもブレークが早いんじゃないかとか(言われているが)、でもブレークが2回目、3回目が早くなるのも、ちゃんとJMOCには理由があるんです」
-MVP MMAとの合併を前にしてPFLのジョン・マーティンCEOが辞任したが、RIZINとの関係性は変わってくるのか
「1月1日からはMVP MMAという形で、ジョン・マーティンがそこでも代表を務めるんだということで僕らも聞いていてジョン・マーティンと話をしてたんですけど、すでに(MVP共同設立者の)ナキサ(ビダリアン)を含めた新体制とコミュニケーションを取っていますので、彼らの組織編成が落ち着いたところで、たぶん来週ぐらいから今後の、お互いここまで約束したことをどう守って
それをどう発展させるのか、それをそのまま現状維持でいくのか、新体制としっかり向き合って話していけたらいいなと。すでに発表していることに関しては何ら変更なくいきます」
-現PFL&RIZIN王者のシェイドゥラエフはMVP&RIZINのチャンピオンということに?
「そう、MVPのフェザーの王者であり、RIZINのフェザーの王者であるということは変わらず。来年以降、契約をMVPが取って、MVPのフェザーのタイトルマッチに出ながら、RIZINにも出てくるという形の契約で。これはシェイドゥラエフ側も了解していますので」
-超RIZIN.5はABEMAが公式メディアパートナーになってPPVの売り上げに変化は
「PPVは今、最終集計をしてますけど、去年の大みそかより若干落ちるぐらいだなっていうところですね。30万件弱ぐらいじゃないかなと思います。僕らは平日でもそんなにダメージないんじゃないかと思ったんですけど、平日開催というところが一つ大きかった。正直40万件ぐらい行ってほしいなという思いがありましたけど、アーカイブで見る人がすごく多かった」
-今、皇治選手またK-1と絡み出しているが、RIZINでなかなか使いようがない中、榊原さんがアドバイスしたのでは
「アドバイスはしてないですね。ただ空気は感じてるかもしれません、使いようがないって(笑い)。でも皇治は皇治で、まだまだRIZINでも、どんなルールで誰とやるのか、次のテーマを見据えて何か一緒に取り組めたらいいなと思ってます。ただやっぱり今のK-1は宮田さんが特にそうだと思うけど、皇治っていう存在に、若手のK-1選手たちもやっぱり刺激を受けるべきだと思うし、圧倒的にやっぱり皇治の方が知名度がありますから。そういうものを活用してK-1を活性化させたいんだろうなというふうには思いますけどね。皇治にK-1に行った方がいいよとは言ってはいないです。まあ、ちゃっかりしてますから(笑い)」
-来年のスケジュールについて
「海外も来年はぜひやりたいと思っていますので、海外を含めてトータル10大会とかというところになるかなと思っています。ハワイも僕らは言ってやれない可能性が高いのでアレなんですけど、できればユニファイドじゃなくて、RIZINのルールを認めさせたいし、認めてもらいたいということで、ずっとハワイのアスレチックコミッションと掛け合っているんですけど、どうもあんまり雲行きが良くないんです。だから過去のPRIDEの時もそうでしたけど自分たちが本当にやってきているオリジナルルールはいったん置いといて、甘んじてユニファイドのルールでやるっていうチャレンジをするかどうかって最終ジャッジを近々したいなと思っています」

