WBO世界フェザー級2位の大沢宏晋(31=ロマンサジャパン)は、無敗の王者オスカル・バルデス(25=メキシコ)に7回TKOで敗れ、王座奪取はならなかった。
憧れ続けた聖地での世界初挑戦は、ホロ苦かった。完敗を喫した大沢は「自分の実力が足りない。負けたので何とも言えない」と悔やんだ。
序盤は上々だった。ジャブの連打でリズムをつかむ。だが、王者もジャブや右フック、左ボディーを打ち返してきた。徐々に追い込まれた大沢は、4回に左フックを合わせられて尻もちをついた。この回は何とかしのいだが、足が止まる。7回、バルデスの強烈な左フックを食らってぐらつくと、ロープに追い込まれて猛ラッシュを浴びる。そこでレフェリーに止められた。
「1回から飛ばして戦った。いいように戦えた。緊張なく、落ち着いて力を出せて楽しかった」と大沢。世界の壁は厚く、高かったが、他の日本人王者がやりたくてもできない経験をした。敗れはしたが、ボクシングの本場で爪痕は残した。

