3月31日、日本大会(東京・両国国技館)の初開催を予定しているシンガポールが拠点の格闘技団体ONEチャンピオンシップは14日、パンクラスとパートナーシップ契約を結んだと発表した。期間は19年4月から3年となる。

同日に都内のホテルで、ONEチャンピオンシップ・ジャパンの秦“アンディ”英之社長、パンクラスの酒井正和代表がそろって会見。既にONEは修斗とも提携を結んでいる。日本2団体の格闘技団体とパートナーになった秦社長は「選手たちに、より世界で戦える舞台を提供していきたい。(パンクラスと修斗には)それぞれの形でONEを発展させてもらえたら」とあいさつした。

今回の提携で、パンクラス王者はONEチャンピオンシップに出場することが可能になる。またパンクラスのネオブラッド・トーナメント優勝者はONEのトライアウト、ウオリアーシリーズへの出場権を得られる。さらにONEに選出されたパンクラスのアマチュア選手には、シンガポールのエボルブジムに1年間、トレーニングできる機会を与えられるという。

パンクラスの酒井代表は「(ONEチャンピオンシップの)チャトリCEOとは昨年から意見交換してきた。ONEはアジアで成功しているビジネスモデル。パンクラスの選手たちが生活できる基盤を立てられば幅も広がりも大きい」と提携のメリットを強調していた。