天心がメイウェザーに協力? キックボクシング界の「神童」那須川天心(20)が16日、RIZIN15大会(21日、横浜アリーナ)に向け、千葉・松戸市内の所属ジムで公開練習を行った。

元ボクシング5階級王者で、昨年大みそかに敗れたフロイド・メイウェザーが9日に都内で会見し、自身の格闘技イベントに那須川を呼ぶ話をしていたと聞くと「絶対出たくないですね」と苦笑。だが、「面白そうな相手、いい条件だったら考えてもいい」と条件次第で検討する考えを示した。

今回の試合にもメイウェザーが来場する可能性があり、那須川の相手リッツ・ビアグダン(23)を推薦したマニー・パッキャオとの2ショットが実現する可能性がある。那須川は、これにも「やめてほしいですね」と苦笑。2人のスーパースターに負けぬ試合内容で注目を集めるつもりだ。

この日の練習では、約1カ月間取り組んできた肉体改造の成果を披露した。今までやってこなかったという筋肉トレーニングと食事管理により、パンチ、キックはキレと威力が増した。肉体改造に取り組んだ理由は、外国人選手に押し負けない体を作り、より早く勝つため。「格闘家はだれでもそうだと思うんですけど、楽に勝ちたいんですよ。体を作って、自分自身を高めていけば圧倒的な差を作れる」。今回の相手ビアグダンを「あなどれない」と警戒しつつも、「集中して、一瞬で倒してもいい」と高速KOに自信をみせた。