全国のプロボクサーがロードワークで防犯に一役買う。日本プロボクシング協会と全国防犯協会連合会が、18日に都内で協定を結んだ。

全国における防犯ロードワークを推進し、ボクサーが各地区協会から提供された防犯ビブスやゼッケンなどを着用してロードワーク。主に犯罪を抑止することで、地域の安全に寄与するボランティア活動を推進していく。

これまでにも10年に川崎新田、12年にワタナベ、17年に名古屋大橋の各ジムが、各地区と連係して防犯ロードワークやパトロール隊を実行している。連合会がプロスポーツ団体と協定するのは初めてで、田中代表理事は「他のスポーツにも広がれば」と期待した。

花形会長の施策である「ボクサーの人間教育」の一環として、社会の一員として役割を果たす狙いもあるという。川崎新田ジム会長でもある新田事務局長「まずは全国のジムを啓蒙していく。ジムの宣伝にもなり、いくつもの効果がある」と話した。