ボクシングの元WBC世界フライ級王者で、WBCバンタム級8位の比嘉大吾(25=Ambition)が、移籍初戦で再起2連勝を目指す。

26日に東京・後楽園ホールで行われる、日本バンタム級13位堤聖也(24=角海老宝石)とのバンタム級10回戦に向け、25日の前日計量は、1回でパス。高校時代に2戦2敗の堤との一戦に「(相手は)気持ちの強い選手。ゴングが鳴って、どう出てくるか分からないが、自分は行くしかない」と力を込めた。

18年4月のWBCフライ級王座のV3戦で体重超過のため、王座を剥奪。ライセンス停止処分の解除後の今年2月に再起し、その後、白井・具志堅ジムを離れ、野木丈司トレーナーとタッグを復活させた。新天地での初戦に「もう1度ボクシングをやると決めた以上は、また世界王者になりたい。新たなスタートというか、その前のステップにする」と勝利を誓った。