日本ウエルター級王者小原佳太(35=三迫)が王座統一に成功した。
同級暫定王者小畑武尊(23=ダッシュ東保)と拳を交え、右フックでダウンを奪って3回2分35秒、レフェリーストップによるTKO勝ち。9月13日に左小脳出血のため、86歳で亡くなった元日本、東洋フライ級王者で恩師の矢尾板貞雄さんにささげる勝利でもあった。
興行途中で矢尾板さんを追悼する10カウントゴングが執り行われた。アマチュア時代から指導を受けていた小原は「東洋大の時からお世話になっていた。『お前は打たれ弱いからもっとジャブを突いていけ』とアドバイスされた。亡くなってさみしかったです」と口にした。
昨年12月の玉山将也(帝拳)との2度目防衛戦以来、約10カ月ぶりのリング。今年3月に右ヒラメ筋腱(けん)を断裂し、防衛戦が延期に。長期離脱中に誕生した暫定王者を下し、国内最強をみせつけた勝利を恩師にささげた。
所属ジムの三迫貴志会長は「ケガから復帰し、また小原が初めての形をクリアした。本人は世界ランカーと対戦したい、海外で試合したい願望はあるし、僕も同じ気持ち。来年のチャレンジは相談して海外につながることを模索したい」と現状説明した。
8月には米ロサンゼルスでスパーリング合宿も経験してきた小原は「次は防衛戦ではなくて、次のステップ。しっかり認めてもらい、次にステップしようと思っています」と決意を示していた。

