前4団体統一バンタム級王者の井上尚弥(30=大橋)が、新階級でも最強を証明した。WBC、WBO世界スーパーバンタム級1位として、無敗のWBC、WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(29=米国)に挑戦し、8回TKO勝利を収めた、
新階級と30歳の初戦でいきなり世界ベルト2本を獲得。井岡一翔(34=志成)に続く国内2人目の世界4階級制覇を成し遂げ、区切りとなる世界戦20連勝を飾った。
井上の試合後の一問一答は、以下の通り。
<1>からつづく
-足を固める場面があった。相手のイメージがあったのか
井上 それも、全て自分の出方次第だと思っていた。ギュッと足を止めれば、フルトンも戦わざるを得ない。プレスをかけすぎず、ジャブの差し合いで戦う、ジャブの差し合いで勝つ。
-判定勝ちも視野に入れていた? 中盤あたりにKOの考えは
井上 常に、とりあえず判定でもいいから勝つ、勝ちが大事と思っていた。判定でも、っていうのは、頭にありましたけど、そのどこかで倒したいという思いと、ちょっとプレスかけていこうと思っていた時に、練習を重ねていたパンチが入ったので、良かったかなと思います。
-最後の左のボディーから、右のストレートのコンビネーションについては
突破口としての左のジャブは、練習していたパンチ。じらしながら、前半は単発で持って行きながら、距離感慣れてきた時に、右のストレートを投げるというのは組み立てていた。一瞬の隙をついたというか。
-大橋会長が話していたWBAライト級王者ガーボンタ・デービスなどとの対戦実現については
ファンの方が、そういう試合を空想して、想像して話してくれるのは、うれしい。でも、今は現実味のない話なので、どうなんでしょうね。今は何も言えないです。
-今回、スーパーバンタム級に挑戦したことで、パンチのスピード、乗り方、体の感覚で感じるものはあったのか
井上 当日の計量が60・1キロ。バンタムの時とさほど変わらない。ですけど、スピード、体重のノリ、ステップワークしている時の安定感は全く違います。バンタムから1・8キロプラスは、いい方向に働いて試合できたかと思います。
-これまでの試合と違って、楽しそうというか、より高みに向かっているように見えた
やりがいもありましたし、モチベーションも高かった。スーパーバンタムで、試合できたことは大きな試合でしたし、この試合が組めて、できたことにうれしかった。楽しかったですよ。技術戦、頭も使いましたし。(おわり)

