元UFCヘビー級王者フランシス・ガヌー(37=カメルーン)がボクシングデビュー戦で無敗のWBC世界同級王者タイソン・フューリー(35=英国)からダウンを奪って大善戦した。
最重量級の「ボクシングVS総合格闘技」対決は3回、左フックでフューリーからダウンを奪取。9回にもフューリーを追い込むシーンを演出するなど、1-2(95-94、93-96、94-95)の僅差判定負けだった。
フューリー戦に向け、元統一ヘビー級王者マイク・タイソンを特別コーチとして呼び、ボクシングスキルの向上を図っていた。予想以上の接戦でフューリーと競り合い、ヘビー級ボクサーとしての可能性を示した。ガヌーは「素晴らしい気分だ。とてもうれしい。思い通りにはならなかったが、私はただの総合格闘家。もう1度やり直す必要がある。必ず良くなると確信している。これは初めてのボクシングマッチだったが、素晴らしい経験だ」とボクシングマッチ継続に意欲をみせた。このフューリー戦の1000万ドル(約14億円)の報酬が約束されているという。
UFCでは21年にヘビー級王座を獲得し、昨年1月には暫定王者シリル・ガーヌ(フランス)に勝利した後、そのままUFCから離脱。今年5月には他の米格闘技団体PFL(プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ)と契約を結んだ、UFCでは「総合格闘技界でもっとも破壊力のあるパンチ力を持つストライカー」と評価されてきたが、ボクシング界の頂点にいるフューリーからもダウンを奪った。

