ボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(30)が約5年ぶりの兄弟同時世界戦実現へ、弟の全力サポートを誓った。

10日、横浜市の所属ジムで同門のトップ選手たちと子供20人(保護者20人)を対象としたボクシング体験イベント「ドコモ未来フィールド」に参加。2週間後に初防衛戦が迫ったWBA世界バンタム級王者の弟拓真(28=ともに大橋)の順調な仕上がりに太鼓判を押した。

拓真は24日、東京・両国国技館で同級9位の元IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(32=フィリピン)の挑戦を受ける。井上は「サポートしています」と全面バックアップを強調。同級王者時代に9度防衛に成功している挑戦者の動画を細かくチェックし「アンカハスの気になった部分とか『こうしたらいいじゃない』『ああしたらいいじゃない』という話をしている。良い感じに仕上がってきているので、期待できます」と熱いエールを送った。

所属ジムの大橋秀行会長(58)は今年中に井上兄弟の同時世界戦を組む方針を明かした。実現すれば19年11月以来、約5年ぶりとなる。同会長は「まず24日、拓真に勝ってもらい、久しぶりに井上兄弟の同時世界戦を実現させたい」と言葉に力を込めていた。

 

〇…井上と所属ジムが契約するNTTドコモのイベントで、全国約1400組の応募から選ばれた小学生20人を前に練習内容を披露した。参加した子供1人1人と約30秒間のミット打ちに応じた井上は「子供たちの何かのきっかけになれば。子供と触れ合うのは新鮮な気持ちになる。キラキラした目の中でミットを持つと頑張ろうと思える」と振り返った。