ムエタイ(タイの国技で両手、両肘、両足、両膝を用いて戦う立ち技打撃格闘技)の聖地ラジャダムナン・スタジアムが日本にやってきた。
ルンピニースタジアムと並び、タイで最も権威のあるラジャダムナン・スタジアムで開催されるムエタイ大会「ラジャダムナン・ワールドシリーズ(RWS)」が12日、後楽園ホールで日本初開催された。
タイで行われる試合同様に後楽園ホールのスタンドでタイの伝統音楽が生バンドによって演奏され、試合前のワイクルー(指導者や家族への感謝の気持ちを示す舞踊)も行われた。
今大会のメインカード7試合はすべて日本対タイの対抗戦。第1試合では女子アトム級(46・26キロ)2分3Rが行われ、現WMC(世界ムエタイ評議会)世界女子ミニフライ級王者・伊藤紗弥(25=尚武会)が、タイ国アマチュアムエタイユース金メダリスト(19年、21年、22年)ノンミン・トールソンキアット(タイ)と対戦した。
伊藤は1Rから積極的に前に出て、右ロー、左右パンチ、肘をノンミンに浴びせた。RWSはラウンドが終わるたびに採点が発表されるオープンスコア制で、1Rはジャッジ3人とも10-9で伊藤を支持した。
2Rに入ると伊藤が左右パンチと膝の連打でノンミンからダウンを奪い、立ち上がったノンミンを再び膝で倒すとレフェリーが試合を止め、伊藤の2R・TKO勝利が決まった。

