読者が選ぶ「第28回日刊バトル大賞」(対象は23年1月1日~12月31日)の集計結果がまとまり、23年ボクシング部門は、4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(30=大橋)が6年連続7度目の最優秀選手(MVP)に輝いた。ニッカンスポーツコムで実施した投票(1月15~26日)では、70%近くの得票を獲得する高い支持を得た。年間最高試合(7月25日、スティーブン・フルトン戦)も6年連続6度目の受賞で、6年連続の2冠も獲得した。
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23年も井上尚弥の年だったと言っていい。69・4%という高い支持を得て、6年連続の最優秀選手に選出。同じく6年連続で選出された年間最高試合も1、2位を独占した。先月から海外で受賞ラッシュが続いたことも大きな支持につながったといえそうだ。特に全米ボクシング記者協会(BWAA)の記者投票で決まる23年の最優秀選手賞(シュガー・レイ・ロビンソン賞)に輝いたことは大きい。1938年から選考、発表されており、日本人の受賞は初めてだった。
他にも米スポーツ専門局ESPNが男子年間最優秀選手賞、米3大ネットワークとなるCBSもボクシング年間最優秀選手賞、創刊100年以上の歴史と権威のあるザ・リングの年間最優秀選手賞も獲得。メディア以外でも、契約を結ぶ米プロモート大手トップランク社によるファン投票で決まる23年の年間最優秀選手賞にも選ばれている。
もちろん日本でも今月2日、23年の年間表彰で6年連続7度目の最優秀選手賞に選出。通算7度目受賞は自身の持つ最多記録を更新し、6年連続は白井義男、具志堅用高の伝説ボクサー2人を抜く最多記録だった。1月15日からジムワークを再開している井上が見据えるのは「調整中」(所属ジム大橋秀行会長)とされる5月6日、東京ドームでのWBC世界スーパーバンタム級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)との次期防衛戦。「もしボクサーで東京ドームでメインを張れるのはモチベーションが上がる。あとは満員にできるかというところ」とビッグマッチを見据えている。【藤中栄二】

