新日本プロレスからノアに来て修行中の大岩陵平(25)が、いよいよ開花間近になってきた。

この日は初めてメインイベントを務め、潮崎豪(42)と一対一で対戦。内出血した血が胸からにじみ出るほど、潮崎に強烈な逆水平をたたき込まれたが、最後まで気持ちは折れなかった。

大岩は逆にアームロックや腕ひしぎ逆十字で潮崎の右腕を徹底的に攻撃。得意技ドクターボムで投げることはできなかったが、潮崎のラリアットを何度食らっても立ち上がり、最後は豪腕ラリアットをよけて、潮崎を丸め込み、カウント2になったところで規定の30分が経過。時間切れドローとなった。

大岩はバックステージで「引き分けなんて、これっぽっちもうれしくねえよ。どっかの誰かさんみたいに『勝てなかったですけど、負けなかった』とか死んでも言えねえよ。悔しいから、悔しいからだよ。初めてのメインイベントで、30分引き分けだったとしても」と声を張り上げた。

大岩は現GHCヘビー級王者・清宮海斗に誘われてノアでの修行を開始。清宮とのタッグで今年のVCタッグリーグで優勝も果たした。しかし清宮が突然、それまで毛嫌いしていた拳王と合体。「すべてはノアのために、すべては革命のために」という革命ユニット「オール・レベリオン」を結成してしまった。ここにアレハンドロと謎の黒覆面男クリストバルが合流。新ユニットに誘われなかった大岩は孤立してしまった。

だが「海斗さ~ん」と慕っていた清宮から冷遇されたことが、逆に大岩のポテンシャルを引き出した。大岩は「俺は次の後楽園ホール(21、22日)ですべてを、すべてのパズルをぶっ壊しに行くぞ。おい、覚悟しとけよ、まだまだ俺はこんなもんじゃねからな。良く見とけ!」。大岩は21日の8人タッグマッチで佐々木憂流迦、近藤修司、Eitaと組み、オール・レベリオン(清宮&拳王&アレハンドロ&クリストバル)と戦う。冷遇された憎しみ、悔しさをパワーに変え、清宮&拳王を本気でつぶしにいく。【千葉修宏】