第1試合の女子ストロー級(-125ポンド=約56.7キロ)MMAに柳仙香(りゅう・のりか、31=ALLIANCE)が登場。打撃が得意なゼムフィラ・アリエワ(33=アゼルバイジャン)のパンチを一方的に浴びて大量に鼻血を出しながらも2回4分53秒、三角絞めで逆転一本勝ちした。

柳は1回こそ得意のグラウンドで試合を優位に進める場面もあったが、2回になると強烈なパンチを被弾し続けた。さらに倒れてバックを取られ、チョークでタップアウト寸前にまで追い込まれた。

これをしのいだ後もなかなか流れを引き寄せられずにいた柳だが、アリエワにタックルを切られ、そのまま相手に上になられた状態でグラウンドの展開になると、うまく体を入れ替えて上になり、パウンド。そこから腕ひしぎ逆十字固めの態勢になり、最後は三角絞めに移行してタップを奪った。

柳はこれでONE2戦2勝1フィニッシュと無敗をキープ。試合後のマイクでは「負けるかと思いました」と2度繰り返した後、「打撃も頑張ったんですけど、寝技を頑張ってきた歴が長いので。今まで培ったものが出てきて良かったと思います」とホッとした表情を見せた。

柳は「もう(レフェリーに)止められると思って。何とか動かないと、と思って。自分は下からの寝技は得意なので、それは自然に出てきたと思います」と話し、35万バーツ(約154万円)のボーナスもゲット。「サンキュー・ソー・マッチ、アイム・ベリー・ハッピー、アイ・ラブ・タイランド、アイ・ラブONE」と歓喜の声を上げると、リングアナウンサーが「この試合でタイの人々とONEがあなたのことを好きになったよ」と祝福の言葉を投げかけた。