全日本プロレスは19日、都内で記者会見を開催し、6月1日仙台大会(宮城・仙台サンプラザホール)の全対戦カードを発表。斉藤ブラザーズの兄で3冠王者のジュン(38)と、18日にチャンピオン・カーニバル2025優勝を果たした弟のレイ(38)が3冠ヘビー級王座戦で激突することが正式に決まった。
2人はこの日の会見に出席。まず挑戦者のレイが「6・1仙台大会で、ここにいる兄斉藤ジュン、3冠チャンピオンをぶっ倒して、今度はここにある3冠のベルトをこの手に収めてやるぜ。全員楽しみにしてろ。この俺が勝ったあかつきには…勝ったあかつきっていうか俺が間違いなく勝つんだが、リング上でキンキンに冷えたビール、そして(ジュンが)食べようとするスイーツがあるだろうから、そのスイーツを目の前でむしゃむしゃ食ってやるぜ」と宣言した。
すると4度目の防衛を目指すジュンも「まあ今年に入ってから、俺は弟の斉藤レイから3冠ベルトに挑戦したいと何度も言われて、何度も断ってきたわけだ。最初に実績を作れと。そして俺が優勝できなかった今年のチャンピオンカーニバルを見事に優勝して結果を出したわけだ。もうこれを断る理由はどこにもないだろう。史上初の兄弟での3冠戦を地元宮城でできる。これ以上にうれしいことはないぜ。まあいま一度、改めてお兄ちゃんの方が弟より強いんだというのをみんなに見せてやろう」と勝利を予告した。
子供の頃の兄弟げんかではいつもジュンが勝利し、プロレスでのシングル対決でも最初の2試合はジュンが勝った。だが昨年のチャンピオン・カーニバル2024仙台大会で2人は戦い、レイがジュンに“人生初勝利”。次の3冠王座戦はその時以来の4度目の対戦となる。
レイは18日のチャンピオン・カーニバル優勝決定トーナメント準決勝で鈴木秀樹と対戦。ゴング前にスリーパーを仕掛けられ、失神寸前にさせられると怒りのパワーを爆発させ、相撲仕込みの渾身(こんしん)の張り手を数え切れないほど見舞って1分49秒、衝撃KO勝ちした。
リミッターの外れたような勝ちっぷりだったが、レイは「気づいたら、ああいった感じになってたな。最初のスリーバーもらったのもそうだったんだけど、俺もちょっとカッとなってしまった部分があったからな。ただ俺はやっぱり元力士だからな、ああやってバチバチに張り合うのも普段からやってたし、それに対して特にどうとは思わねえけど。ただ、あれ以上に激しくしっかりやっていくだけじゃないかな」と平然と答え、鈴木戦以上の激しさを出していくと明言。
これに対しジュンは「(レイは)持ってる力を十分に発揮できたという感じだろう。まあそこは俺も迎え撃つつもりだ。レイが120%で来るんだったら、俺も120%、いや130%でバチバチと迎え撃つだけだな」と1歩も引かないつもりで、6・1は杜(もり)の都で壮絶な兄弟げんかが見られそうだ。【千葉修宏】

