アジア最大の格闘技団体ONEチャンピオンシップは19日、ムエタイのラジャダムナンスタジアム認定3階級覇者王者吉成名高(24=エイワスポーツジム)と独占複数試合契約を締結したと発表した。

吉成は現在37連勝という驚異的な記録を保持し、ラジャダムナンスタジアムではミニフライ、フライ、スーパーフライの3階級を制したムエタイ界のパウンド・フォー・パウンドだ。

今年3月にさいたまスーパーアリーナで開催された「ONE172」で華々しくONEデビューを飾り、タイの強豪ラック・エラワンを相手に左ストレートで衝撃の3回KO勝ちを収めた。

吉成の本当のすごさはアトム級(-115ポンド=約52.16キロ)という軽量級ながらKOを積み重ねる攻撃力だけでなく、その恐るべきディフェンス能力にある。スピードと華麗なステップで相手にまったくパンチを当てさせず、試合後の記者会見にも傷1つない顔で現れるのがいつものことになっている。まさに「チョウのように舞い、蜂のように刺す」を体現する選手なのだ。

吉成はONEを通じ「今回、新しいチャレンジとしてONEの舞台に参戦することが決まりました。中川会長をはじめエイワスポーツジムの先生、仲間、先輩方と追求してきた、美しさのあるムエタイが世界の舞台でもトップに立てること証明したいと思います。ONEムエタイ初の日本人チャンピオンに必ず輝きますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします」とコメントした。

現在、ONEでは男子の最軽量王座はストロー級(-125ポンド=約56.7キロ)で、その1つ下の階級となる吉成のアトム級には王座が設定されていない。だがONEのチャトリCEOはこれまでにもベルトをつくる構想について言及しており、アトム級王座新設が待ち望まれる。