22年ボクシング世界ユース優勝(バンタム級)を含むアマ7冠の日本同級10位坂井優太(20=大橋)がプロデビューから5戦連続KO勝利を収めた。

ヤン・チャンファ(32=中国)との54・5キロ契約体重8回戦に臨み、5回2分47秒、KO勝ち。変則的な動きをみせるヤンに対し、冷静に右ジャブからの左ストレートを駆使すると、同回にはワンツーからの連打でダウンを奪取。ここで相手陣営からの棄権申し出があり、KO撃破となった。

ボディー攻撃からの左ストレートと相手のスタミナを消耗させて追い詰める圧勝だった。それでも「打たせず打つ」スタイルだけに2回に1発のパンチを浴びたことを振り返り「今日、1発もらった感覚は経験になったかな、と。今日(の自己採点は)は30点ぐらいでまだまだ」と謙虚な姿勢。デビューから4戦は2回以内に決着をつけてきただけに「5回を経験して倒せた」とも口にした。6月の日本ユース・バンタム級王座決定戦以来、約2カ月という短いスパンでのリング。父伸克トレーナーは「これも経験だと思った。何が良くて何がダメか煮詰めていきたい」と口にした。

6月下旬、サウジアラビアの注目興行「リヤド・シーズン」を運営する同国総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官(44)から参戦の勧誘メッセージが届いた。早ければ12月末にもプロ初の海外マッチが実現しそうで「大きな舞台の話は聞いているが、変わらず目先のことをやっていきたい」と最後まで冷静だった。