プロボクシング日本スーパーウエルター級3位安逹陸虎(27=大橋)がプロ10年目のタイトル挑戦で2冠奪取を狙う。4日、東京・後楽園ホールで開催されるDYNAMIC GLOVE on U-NEXT36大会のメインに出場。同級王者豊嶋亮太(29=帝拳)とWBOアジア・パシフィック王座決定戦も兼ねた2冠戦に挑む。
3日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、200グラム少ない69・6キロでパスした王者に対し、安逹は100グラム少ない69・7キロでクリア。安逹は「コンディションは過去一ですね。前を更新している。ベルト2本が懸かっていることは自分に流れがきている」と気持ちを高ぶらせた。
約4年前、大阪の井岡弘樹ジムから大橋ジムに移籍。移籍初戦だった21年3月、小畑武尊(ダッシュ東保)との日本ユース・ウエルター級王座決定戦で負けを喫した。2連勝後の22年6月には加藤寿(熊谷コサカ)に2回TKO負けを喫して日本ランキングから外れたこともあった。
加藤戦後には根本文武トレーナーとのコンビで4戦無敗でタイトル初挑戦にこぎつけた。デビューから10年目。安逹は「デビューした頃は今ごろ世界王者になっていると思っていた。本当に長かったが、これを取るために負けがあったと言えるように明日はしっかりと勝ちたい。根本さんと組んでキツイ練習もボクシングも楽しめるようになったし、より本気でやれるようになった」と強調した。
王者豊嶋はウエルター級時代に日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック王座を獲得し、1階級上げて日本2階級制覇を成し遂げた強敵。計量後には日本とWBOアジア・パシフィック王座のベルトを目にした安逹は「最後につかむのは自分やと思っている。ここでみせたいと思う。(ベルトが)欲しくて欲しくてウズウズしている。強い王者なのは分かっている。僕が下馬評で低いのは分かっているが、それを覆すための負けだと思っている。明日はワクワクしている」と気合十分だった。

