プロボクシング東洋太平洋フェザー級王者でIBF世界同級7位の中野幹士(30=帝拳)が11月24日、トヨタアリーナ東京で同級5位ライース・アリーム(35=米国)との同級挑戦者決定戦に臨むと8日、発表された。勝てば、現在は空位の1位に入り、同級王者アンジェロ・レオ(31=米国)への指名挑戦権を得る。9日、都内の所属ジムで記者会見した中野は「世界戦までの残りの試合数がはっきりと見えた。そこも含めて気持ちが高ぶっている。しっかり世界王座に挑戦していいような内容をみせられたらいいと思う」と決意を示した。

今年5月、米ラスベガスでペドロ・マルケス(プエルトリコ)から計5度のダウンを奪って4回TKO勝利という鮮烈な「聖地」デビューを飾った中野にとって8月のジン・アグアン(フィリピン)戦での2回TKO勝ち以来、約3カ月ぶりのリング。世界初挑戦に王手を懸けるため、元WBA世界スーパーバンタム級暫定王者でもあるアリームを突破しなければならない。中野は「(アリームは)自分のラスベガス戦の前に試合に出ていた。ちらっとみた印象ではポイントを取るのがうまいなと思う」と警戒した。

今年7~8月にかけ、4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)のスパーリング相手を務めた。ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)対策のため、メインの練習パートナーとして数多くのラウンドを消化した中野は「世界を肌で感じることで自分の足りないものも分かった。それを考えながらやれている。自分にとって良い経験になった」と収穫の大きさを口にした。

メインイベントではWBC世界同級王座決定戦が組まれ、同級1位那須川天心(27=帝拳)-同級2位井上拓真(29=大橋)戦が発表済み。セミファイナル登場となる中野は「中野なら世界が取れると思われる試合にしたい」と気合十分だった。

なお前売りチケットは10日午後6時からローソンチケットで販売開始される。