プロボクシング元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者・輪島功一氏(82)の孫・磯谷広太(18=輪島功一スポーツ)が、祖父のアドバイスを胸に東日本新人王を狙う。
3日、東京・後楽園ホールで落合昭斗(26=一力)との東日本新人王スーパーライト級決勝を控える。2日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、63・5キロでパスした落合に対し、63・3キロでクリアした。
磯谷は「結構いい感じで調整できた。気持ちはいつも通り。緊張するタイプだが楽しみなことの方が多い」と笑顔をみせた。磯谷家の東日本新人王挑戦はトレーナーの父和広氏が初戦敗退し、WBOアジア・パシフィック・ウエルター級2位の兄大心(24=三迫)が決勝で敗れた。父と兄の期待を背負ってリングに立つ磯谷は「兄から技術面の指導が入り、父からは『楽しめ。楽しいから始めたんだろ』と。原点を思い出した」と助言を喜んだ。
全日本新人王を獲得した祖父とも前日1日に会って試合前の報告したという。磯谷は「ここ最近は『止まって休むな。動きながらいくぞというところを見せられるから』と4~5回ぐらい言われてきた。一語一句、覚えました」と的確なアドバイスを胸に秘めながら決勝のリングに立つ。
今年が新人王初挑戦となる磯谷は父、兄と同じようにサッカーのGKとして活動していたが、中学2年の終わり頃、兄のパンチをミットで受けたことがきっかけでボクシングを開始。兄はアマ経験はないものの、磯谷は駿台学園高に進学してアマで活動。高校2年時に関東大会で優勝するなど総体に2度出場し、着実に実績を積み、プロ転向していた。

