東京女子プロレスの真夏のシングルトーナメント「第13回東京プリンセスカップ」は23日の後楽園大会で決勝戦を迎える。初優勝をかけて“天敵”鈴芽(27)と戦う辰巳リカ(34)に大一番へ向けての意気込みを聞いた。

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-ついに優勝まであと1歩のところまで来ました

「そうですね、今年こそと言い続け、気がついたら11回目のトーナメントだったので(※リカは第3回大会から出場)。本当にそういうのは今回で最後にしようという気持ちで11年分の怨念がこもってます(笑い)」

-そんな気持ちのこもった決勝戦で戦うのは天敵という鈴芽選手です

「はい、来ちゃいましたねっていう感じで、本当に天敵で。いつかの(※2022年)トーナメントでも準々決勝でやられて。タッグのトーナメントでもやられていたり、良いところで邪魔をされてきて。(全対戦の)勝率は私の方がいいはずなんですけど、負けてしまった時の方が覚えているもので。なので、今までの悔しかったものを今回で晴らす舞台が整ったんだなっていう思いです」

-リカ選手はこれまでプリンセス・オブ・プリンセス王座、インターナショナル・プリンセス王座、プリンセスタッグ王座を獲得し、“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメントで優勝しているので、今回シングルのトーナメントで優勝すると真のグランドスラムになります

「うれしいし、特別なんでしょうけど、自分的にはそこまで特別じゃないというか。一度、3つのベルトを持って、一回グランドスラムっていう偉業を果たしたから。今回はそこまでこだわってなかったです」

-リカ選手は足攻めなど戦略を持って戦うことが多いですが、鈴芽選手と戦う上でのプランはありますか

「内緒なんですけど、言える範囲で言えば(笑い)、私も足攻めを得意として、極めてきているんですけど、体のどこでも攻められると思っていて。頭も首も攻めるのが最近はとても多いので。全部攻められるので、その部分で有利かなと思います」

-なるほど。逆に鈴芽選手の怖い部分はどこですか

「最近の試合を見ていると、タイトル戦だったり、今年の1・4(※当時のプリプリ王者・渡辺未詩に挑戦した試合)もすごい印象的で。『やられたな』って思っちゃって。こんなにできるんだって思って。今までは後輩で追いついてくるみたいな感じだったけど、並んできてるんだってすごいうれしく思いましたね。実際に戦うとなったら危機感も感じるけど、純粋にうれしく思っちゃう自分がいました」

-鈴芽選手はリカ選手に憧れて東京女子に入ってきたんですよね

「東京女子プロレスが好きっていう気持ちはすごい同じものを感じるなと思ってますし、なぜか私に憧れて入ってきてくれたので(笑い)。そういうところで鈴芽はセンスがいいなと。プロレスセンスも含めて、すごい最初から持ってるなって感じてました」

-東京女子にはいろんなタイプの選手がいますが、リカ選手はご自身のことをどう思っていますか

「自分的には私は王道アイドルレスラーって言い続けてるんですが(笑い)、初見の人にはちょっと変わった、変でいかれてるところが楽しいやつだなって思ってもらえばいいのかなと思ってます。私は悪いことをやってるとは思ってないですけど(プロレスのリングの上で)悪いことをやってもそれが楽しければ、ルールの範囲内ならいいのかなと思ってやってます。ヒールも好きなので」

-ヒールが好きなんですね。好きなヒールレスラーはいますか

「昔から、やっぱり蝶野(正洋)さんのイメージなんですよね。あとは(ヒール時代の)WWEのリア・リプリー選手とか。同じ女性だし、すごい第一線で輝いてて。ベビーと試合をしてるのにリア・リプリーの方がすごい声援を受けていて。それは超理想系だなと思います」

-じゃあ鈴芽選手との決勝戦でもヒール的なムーブも入れたりとか

「いくら悪くなろうが構わないぞという。ブーイングが来てもそれが声援だと私は思います」

-リカ選手といえばヒップアタックですが、こだわりは

「それはずっとありますね。デビュー1年目の時から使ってて。周りの子は打撃と言ったら蹴りだとか、ドロップキックとかをやりたがると思うんですけど、そこは王道じゃなく邪道で行こうと思って、気がついたらすごい大事な技になっていましたし、こだわりの部分ですね」

-どうしてやろうと思ったんですか

「周りがやってない技が欲しかったのと、赤井沙希選手と一緒に練習する機会が当時あって、『ヒップアタックとか似合いそうだよね』みたいに言われて。やってみようかなっていう感じで練習し始めたと思います」

-ウエートトレーニング等でもおしりを重点的に鍛えたり

「はい、おしりはすごいちゃんと鍛えようと思ってて。たぶん元から人よりプリっとしてて自信はあったんですけど、さらにそこから鍛え続けて、今の“ダイヤモンドヒップ”があります。ダイヤモンド並みの硬度を持ってます(笑い)。年齢も上がってきて垂れてきたりすることもあると思うけど、そこは気を付けて、上向きヒップを維持しようとしています」

-決勝戦に勝ったら、その先のことは考えていますか

「はい、もちろん考えていて、優勝したらシングルベルトに挑戦する権利があると思うので、まずはプリプリの(荒井)優希ちゃんの持つベルトに挑戦したいなって思いますし。さらに今、タッグのチャンピオンでもあるので、1日で2冠戦(王座戦2試合)をしてもいいと思います。その時はタッグの方は(パートナーの渡辺)未詩に多めに負担をかけますけど。私は優勝して夏の主役にもなるし、今年の主役にも辰巳リカがなっていきます」

-欲張りな感じです(笑い)

「ちょうど鈴芽がインターナショナルのベルトも持っているので、そっちに挑戦してもいいかも。でもそのままベルト欲しいですけどね。優勝したら。もう1回タイトルマッチするのは面倒くさいので(笑い)。そのまま『ちょうだい』って言いたいです」

-じゃあ優勝したら試合後のマイクにも注目ですね

「くれなさそうですけど、まあ改めて獲りに行く権利はあると思うので、私が3冠王(プリンセス・オブ・プリンセス王座、インターナショナル・プリンセス王座、プリンセスタッグ王座)にも一番近いんじゃないかと思います」