第6試合でNEVER無差別級王座戦が行われ、王者ウルフアロン(30)が15分5秒、まだ名前のついていない新しい投げ技で挑戦者の藤田晃生(24)をマットにたたきつけ、3カウントを奪取。初防衛に成功した。
もともと、ウルフが体調不良で試合を欠場したことで肩透かしをくらった藤田が、ウルフのことを「汗だく百貫デブ」などとののしって舌戦が始まり、前哨戦ではブチ切れたウルフが試合後に大乱闘を引き起こすなど、遺恨は深まっていた。
この日、藤田はジャーマンで2度、ブレーンバスターで1度、自分より29キロも重いウルフを投げ飛ばすなど意地を見せたが、ウルフがアングルスラム、そして新技で勝利を引き寄せた。
ウルフをコケにし続けてきた藤田も試合後「今日、お前から、プロレスの力を感じた。別によ、認めたわけでも、これから仲良しこよししようっていうわけでもねえよ。お前から今日、プロレスの力を感じた」と話し、「1個だけ、約束してくれや。また挑戦するからよ。お前からベルト、剥ぎ取ってやるからよ。それまで負けんなよ」とエールのような言葉も贈った。
ウルフも「藤田晃生には、このプロレスをやっていく上で、大切なものにたくさん気づかされたし、もちろん負けるつもりはまったくなく、勝ったことに達成感はあるけど、それでもこの1カ月間、藤田と戦えたことには感謝します。少しずつ、本当に一歩ずつだけど、このNEVER無差別級のベルトにふさわしい人間に、ふさわしいチャンピオンになってきたんじゃないかなっていう風に実感してます」とうなずいた。
ウルフは今年1月の東京ドーム大会でデビューし、EVILに勝利してNEVER無差別級王座をいきなり獲得。しかし2月の初防衛戦で成田蓮に敗れ、王座陥落。6月に成田にリベンジして王座を奪回し、この日が正真正銘の初防衛となった。

