西前頭4枚目の栃ノ心(27=春日野)が初金星を獲得した。結びの一番で、横綱日馬富士(30=伊勢ケ浜)をはたき込み。06年春場所の初土俵からちょうど10年で、初めて横綱を倒した。横綱の指が入った右目は赤く充血していた。「10年相撲をやって、初めて。本当にうれしいです。良かった」と喜んだ。
13年名古屋場所で右膝の前十字靱帯(じんたい)と内側側副靱帯を断裂。手術を受けて3場所連続で全休し、幕下下位まで落ちた。昨年の春場所はちょうど復帰場所。そこから4場所連続優勝で幕内に復帰し、初めての金星獲得にまでこぎつけた。
右膝には大きなサポーター。左膝より疲れやすく、腫れることもある。「(ここまで)戻って来れないかなという気持ちがあった。1年前の大阪は戻ることができた、いい場所。良かったっす」。次なる目標は三役復帰。そのための、大きな自信になった。

