西前頭11枚目の旭秀鵬(26=友綱)が、おとこ気で流血の一戦を制した。左膝に不安を抱える相手、西前頭9枚目遠藤(24)がサポーターをつけない姿に「じゃあ俺も着けないで行こう。燃えたよ」。普段は両膝にサポーターをするが片方を外し、右膝をあらわにさせて土俵に立った。

 効果は予想外の展開を呼んだ。張り手の応酬となったが「後ろに下がると危ないから、前に出ようって。逆によかった」と振り返る。途中で遠藤の頭が唇に激突して流血。それでも攻め続け、押し出しで2勝目を挙げた。

 患部を縫合するはめになったが「気合が入りすぎて、忘れてた。勝って、懸賞があって、やった!」。14本の懸賞(手取り42万円)が、何よりの男の勲章だった。