今場所の主役の1人、西前頭筆頭の嘉風(33=尾車)が勝ち越しに王手をかけた。自身は2日目、相手は初日に、いずれも横綱白鵬を破った同士の対戦で、小結隠岐の海(30=八角)をすくい投げで破った。
突き放して左を深く差し、そのまま時計回りに1回転。スピード満点の豪快なすくい投げで仕留めた。これで7勝の内訳は横綱、大関、関脇から各2勝、小結1勝と全て役力士からという快進撃。「連敗がないのがいい。いいところが出ている」と笑顔を見せた。
12日目は、番付下位ながら、1敗で優勝戦線に残る東前頭12枚目の勢(28=伊勢ノ海)の挑戦を受ける。その相手を来た瞬間、両手をパンッと鳴らし「よっしゃ!」と気合を込めた。勝ち越しをかける1番にもなるが「そう、うまくいくか、うまくいかないか、フタを開けないと分からないけどね。とにかく不完全燃焼にはなりたくない」と集中力を高めた。

