大相撲夏場所(13日初日、東京・両国国技館)に向けた横綱審議委員会(横審)による稽古総見が3日、両国国技館で行われ、横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は三役以上の申し合いで3勝5敗だった。

 大関豪栄道から2勝したが、横綱鶴竜に1勝3敗、関脇栃ノ心には1勝もできずに2敗した。鶴竜に突き落とされて通算2勝4敗となった場面では「あー、クソッ」と、さけんで悔しがった。それでも稽古後は「いつもの稽古場よりも、いい緊張感があった。やりたいことができたのもあったし、課題も見つかった。いい稽古でした」と、収穫を口にした。

 見守った横審の北村委員長は「いけるんじゃないかな。あれだけやったから出てくるでしょう。下で取りこぼしがなければ、それなりにはなるとは思う。だいぶ姿勢を低くする努力が感じられた」と評価した。一方で岡本委員は「弱いな」と厳しいコメント。同委員は、報道陣からの「ちょっと不安か」との質問に「超不安だな」と続けた。

 また宮田委員も「稽古して互角に勝負できる状態で出てほしい。痛いのが治っただけで、それじゃあダメ。もう1場所(休んで)ガッチリ稽古して完璧な状態で出てくれたらうれしい」と、現状に満足していなかった。