42度目の賜杯を狙う横綱白鵬(34=宮城野)は、大関豪栄道(32=境川)を寄り切って無傷の13連勝とした。豪栄道は10勝3敗で優勝戦線から後退した。白鵬が14日目(高安戦)に勝ち、1敗で追う逸ノ城が敗れれば「平成最後の場所」で白鵬の優勝が決まる。

横綱鶴竜(33=井筒)は、大関栃ノ心(31=春日野)を寄り切って10勝3敗。栃ノ心は6勝7敗となりかど番脱出へ苦しい星勘定となった。

大関高安(29=田子ノ浦)は、大関昇進を狙う関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)に押し出され3敗目、優勝争いから一歩後退した。貴景勝は9勝4敗となり今場所を含めた直近の三役3場所の勝利数合計は33勝となった。

先場所初優勝のの関脇玉鷲(34=片男波)は、前頭5枚目の千代大龍(30=九重)に押し出され8敗目、悔しい負け越しとなった。千代大龍は7勝6敗。

小結御嶽海(26=出羽海)は、前頭4枚目逸ノ城(25=湊)にはたき込まれて負け越し。逸ノ城12勝1敗と星を伸ばした。

人気力士の前頭筆頭遠藤(28=追手風)は、前頭筆頭の魁聖(32=友綱)を寄り切って5勝8敗。魁聖は2勝11敗。

優勝争いは全勝白鵬、1敗で逸ノ城、2敗力士はおらず、優勝は白鵬と逸ノ城に絞られた。