日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で理事会を開き、12月9日に65歳の誕生日を迎え、同協会の停年となる高砂親方(64=元大関朝潮)と、部屋付きの錦島親方(39=元関脇朝赤龍)の年寄名跡交換を承認。錦島親方が8代目高砂浦五郎として高砂部屋を継承することが決まった。

師匠の座を受け継いだ新高砂親方は、日本相撲協会広報部を通じて以下のコメントを発表した。

このたび高砂浦五郎の名跡を八代目として襲名させていただく運びとなりました。

継承のお話しをいただいた時は正直その責任の重さに足がすくむ思いで躊躇いたしました。

しかし、育てていただいた先代師匠に恩返しすべく決意しました。これからは、朝乃山をはじめとする力士たち、支えてくださる親方、行司、呼出し、床山、若者頭とともに、力を合わせて高砂部屋の名に恥じぬよう精進致します。何卒よろしくお願い申しあげます。(原文まま)

一方、師匠の座を譲り渡した高砂改め錦島親方は電話取材に「高砂という重い看板を背負うことになるが、そんなプレッシャーを感じる必要はない。自分を、そして周りを信じてノビノビと指導にあたってほしい。これまで同様、協力は惜しまない」と話した。