「センセイ」から贈る言葉だ。大相撲宮城野部屋の師匠代行を務める玉垣親方(59=元小結智乃花)が、春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)に臨む部屋の力士たちに熱のある言葉を託す。
初日を翌日に控えた9日、大阪市内の部屋の前で報道陣の取材に応じた。「力士たちに明日の朝稽古で言おうと思っている。力士の本分は三月場所で一生懸命に相撲を取ること。アスリートは感動と夢と希望を与えなきゃいけない」と話した。
元幕内北青鵬の暴力問題に揺れる同部屋。監督責任を問われて3月の春場所は宮城野親方(元横綱白鵬)は師匠を外され、玉垣親方が師匠代行を務めている。稽古を見守ってきた同親方は「普通に稽古してます」と言うが、やはり影響は隠せない。「気持ちの置きどころじゃないが、精神的なところは個人差がある。考えないようにして相撲を取ってほしいと言っていますが、難しい子もいる。それが人ですから」と思いやる心を忘れない。
それでも、10日から始まる春場所で力士たちのやることは変わらない。「この2週間は気迫ある相撲を取ってほしい」。まずはそこからだ。【平山連】

