大相撲元幕内の千代丸(34=九重)が2日、東京・両国国技館で師匠の九重親方と引退会見を行った。弟の元小結千代鳳(現錦島親方)への思いを明かした。

約20年の土俵人生を終えて「まさかこんなに長いこと取れるとは思ってなかった」と振り返った。続けて「弟の千代鳳の存在が大きかった」と思いを明かした。

自己最高位は東前頭5枚目。1歳下の弟は小結までのぼりつめた。「入門してすぐ番付も抜かれて、すぐ関取に上がって。付け人もついていた時期もあった。やっぱりこのままじゃ終われないなという気持ちになって、頑張ってこられた」と感謝した。

13年秋場所に十両に昇進。弟は前年に関取になっており「やっと千代鳳と土俵入りというか、関取兄弟になれたので、当時はもううれしかった気持ちでいっぱいだった」と振り返った。

兄弟で比較されることも少なくなかった。「鳳がいろいろ早かった。小結に上がったのも早かった。相撲の方では、鳳の方が目立ったかもしれない」と認めた。

ただ「知名度は自分の方があったのかな」と持ち前の愛らしい笑顔を見せて、「兄弟でやれてよかったです」とほほ笑んだ。【飯岡大暉】