関脇安青錦(22=安治川)が西前頭2枚目美ノ海を寄り切って休場明けの場所で初日から2連勝を飾った。
価値ある白星だった。自らの形でもある低い体勢を保ちなら、粘り強く引かずに攻めて、最後は左を差して寄り切った。
立ち合いからいなし気味に投げで勝った初日とは違った相撲内容に、NHK中継で解説を務めた元大関貴景勝の湊川親方(29)も絶賛した。
「辛抱して、引くこともなく、自分の相撲を取り切って勝った。いい一番でした。明日につながる一番というか、大関復帰に向けて、本場所の相撲勘が戻った。ほんとに得るものが多かった一番だと思いますね。前傾姿勢で勝ちきったことが良かった」
安青錦は1月の初場所で新大関優勝を果たしたが、綱とりに挑んだ3月の春場所は左足小指を骨折し7勝8敗。4月末に相撲を取る稽古を再開していたが、5月6日に出稽古での申し合いで左足首を負傷。カド番の夏場所は初日から休場し、大関から陥落していた。今場所は10勝を挙げれば、大関に復帰する。

