大相撲の夏巡業は20日、宮城県気仙沼市で行われ、横綱大の里(26=二所ノ関)が今回の巡業で初めて関取衆と相撲を取る稽古を行い、幕内藤凌駕に9戦全勝だった。左肩の治療のため、11~15日は離脱していた。1年ぶりの優勝を目指す秋場所(9月13日初日・両国国技館)に向け「いい感じに体が動いていた。問題はないので、しっかりとやっていく」と前向きに話した。

2場所連続休場明けの名古屋場所は14日目にようやく勝ち越しを決め、9勝6敗と苦しい闘いを強いられた。「休場は絶対にしないというのは決めていた。負けるのも経験、勝つのも経験。得たものは大きかった」と振り返った。

会場には2011年の東日本大震災を受け、十両以上の関取で構成される力士会が14年に寄贈した屋根付きの土俵がある。取組前に訪れた大の里は「街中の風景を見て感じるものがあった。大相撲で勇気づけるではないが、いい姿を皆さんに見せたい」と語った。