元小結遠藤の北陣親方(35=追手風)が相撲博物館で行われたトークショーに出演し、本名の「遠藤」のしこ名で相撲を取り続けた理由を明かした。

観客から「付けたかったしこ名はありますか」との質問を受け「付けたかったしこ名は特別なかったが、しこ名をつける予定ではあった」と回答した。

2013年春場所でデビューし、幕下10枚目格付け出しで5勝2敗の成績を残した。東幕下3枚目で迎えた夏場所でも5勝2敗。番付編成会議を前に、審判部にいた師匠から新十両には「98%上がることはない」と言われたという。

しかし「朝遅くまで寝ていたら、急に電話がかかってきた。すぐ国技館に来いと言われて、寝癖のまま国技館に行ったら、そういうこと(十両昇進)だった」と告白。「しこ名を用意していなくて、タイミングを逃した」と振り返った。

幕内に上がったらしこ名を変えようと師匠と決めたものの、名古屋場所で14勝1敗で優勝。1場所で幕内に昇進した。

「まだしこ名を用意していなくて、またタイミングを失った。そうこうするうちに、遠藤という名前が浸透してしまった。変えられずに最後まで遠藤だった」と笑顔で明かした。

本名のしこ名ゆえの悩みもあるという。「食事の予約をする時に『ちょっと体が大きいお相撲さんなんですけど、広めの席でお願いします』と伝える。名前を聞かれて『遠藤です』と言うと、そこでバレてしまう。恥ずかしいような、うれしいような気持ちはあります」と告白した。

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