日本リトルシニア中学硬式野球協会は「ナイジェリアに野球用具を ! 」と題した国際支援活動を開始する。その第一歩として第54回日本選手権大会に出場する32チームを対象に、使わなくなったバット、グラブ、ミットを回収して、アフリカのナイジェリア野球連盟に届ける。回収作業は31日の同大会開会式会場の東京・明治神宮球場で受け付ける。
オリンピック正式競技定着など、野球の国際化を進める上で、アフリカでの普及は大きな課題となっている。日本は約30年前から地道に協力しており、一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS)を発足。各国で「甲子園」と命名された大会を開催してきた。元ヤンキース、巨人の松井秀喜氏もエグゼクティブドリームパートナーとして現地で子どもたちに指導するなど、普及に携わっている。
ナイジェリアはアフリカ最多の人口約2億4000万人で、最大の経済規模がある。サッカーの強豪国として知られるが、野球は2007年の北京五輪予選で準優勝するなど、南アフリカに続くアフリカ2番手の実力とされる。今年6月にはJ-ABS代表を務める慶大野球部OBの友成晋也氏(61)が代表チームの監督に就任。28年ロサンゼルス五輪出場を目指している。グラウンドや用具などの環境はまだ不十分で、今回の支援活動につながった。
持ち寄る用具はチームや選手、指導者の各家庭で眠っている状態で、まだ使える物としている。グラブやミットは新品よりも使用済みの方が、手になじみやすく、経験のない子どもたちでもすぐ野球が楽しめる。支援の輪を広げる、何よりの機会になる。

