第91回アカデミー賞の候補が現地時間22日に発表され、「女王陛下のお気に入り」と「ROMA/ローマ」が共に最多タイとなる10部門にノミネートされた。日本勢は、是枝裕和監督の「万引き家族」が外国語作品賞に、細田守監督の「未来のミライ」が長編アニメーションにそれぞれノミネートされた。「ROMA/ローマ」は動画配信大手ネットフリックスの映画として初めて作品賞候補に選ばれ、アルフォンソ・キュアロン監督の監督賞、撮影賞、脚本賞などの他、外国語作品賞でも候補入りしている。

また、「アリー/スター誕生」で歌手レディー・ガガ(32)が、史上初となる主演女優賞と楽曲賞の同時ノミネートを達成した他、作品賞、ブラッドリー・クーパーの主演男優賞でも候補入りしたが、クーパーは監督賞の選考からは漏れた。授賞式は来月24日にハリウッドのドルビー・シアターで行われる。(ロサンゼルス=千歳香奈子)