俳優草刈正雄(66)が23日、都内で「母の日参り」パートナーシップ2019年度共同プレス発表会に出席した。

「母の日」に亡き母の墓前を訪ねる新たな供養習慣、「母の日参り」の普及を目的とした発表会。

草刈は現在放送中のNHK連続テレビ小説「なつぞら」に広瀬すず演じるヒロインの養祖父、柴田泰樹役で出演する。撮影現場は真田昌幸を演じた16年放送の大河ドラマ「真田丸」のスタッフが半数以上といい「気心知れた仲間で現場が心地よく、思い切り楽しんでやっています」と笑顔を見せた。また「大森(寿美男)さんの脚本が素晴らしくて、涙して読んでいます。こんなにいいセリフを言わせてもらって、幸せ者だと思いながらやっています」と充実感をにじませた。

草刈は同日発表された「母の日手紙コンクール」の受賞作発表プレゼンターとして出席した。コンクールの選考委員長も務め「年のせいもあるのか、涙腺が弱くなったのか、ずっと泣いておりました」と選考過程を振り返った。

母親のスエ子さんに女手ひとつで育てられ「母とのつながりが強かった。チビの時から母のことママと呼んでいて、クラスのみんなからからかわれた記憶があります」と明かした。母との思い出について聞かれると「強い、怖い母でしたね。悪いことをすると、バットで追いかけてきました」と苦笑した。「俳優として恵まれてるものですから、その姿を見てほしかったなと思います」と亡くなった母に思いをはせた。