「エール」に代わり、NHK連続テレビ小説は「おちょやん」(月~土曜午前8時)がスタートします。女優の道を生き抜き「大阪のお母さん」と呼ばれた、女優浪花千栄子さんをモデルにした女性の物語で、主演は杉咲花(23)。

大阪のど真ん中を舞台にした、笑って、泣けて、人情あふれる、波瀾(はらん)万丈の物語というのがキャッチコピーですが、まさに、その言葉通りに大阪らしいにぎやかな物語です。杉咲が本格登場するのは3週目からですが、それまで主人公を演じるのは子役の毎田暖乃(まいだ・のの=9)。まさに天才子役。話題になることは必至です。次回のあらすじを紹介します。

大正5年。竹井千代(毎田暖乃)は大阪の南河内で貧しい農家の家に生まれた。幼い頃に母を亡くし、飲んだくれの父テルヲ(トータス松本)と弟ヨシヲと3人で暮らしていた。千代は口が達者な元気な女の子だったが、父の留守中は、小さい弟の面倒を見ながら、生活のため、鶏の世話をしなければならず、小学校にも通えずにいた。隣近所の子どもに陰口をたたかれる日々。そんなとき、テルヲが新しい母親、栗子(宮沢エマ)を連れて帰る。