エッセイストでタレントの阿川佐和子(72)が11日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜午後1時)に出演。父で作家の阿川弘之さんが亡くなった時のことを振り返った。

15年に父の作家・阿川弘之さんが94歳で亡くなった時のことを振り返り「仕事があって、臨終の時は間に合わなかったの。私が仕事が終わって駆けつけたときにはもう息を引き取って10分か20分ぐらい経ってたのかな」と明かした。

続けて「でも日野原先生に昔ね、亡くなる人は最後まで聴覚が…(耳が)聞こえるって言われたんで、まだ聞こえるかもしれないと思って。父に向かって『お父ちゃん』って大きな声で。周りがシクシク泣いてくださってたんだけども」と回顧。

そして「父の臨終に近いころから文庫本が増刷の知らせがきたので。そのことを父に言ってたんですよ、生前。そしたら『いくら入った?』って父が言ったことに答えてなかったんですよ。それを伝えようと思ったら死んじゃったもんだから、耳に向かって『お父ちゃん! 増刷30万入ったよ!』って言ったら目が覚めるんじゃないかと思って。『30万!』って言ったらね、そしたら全然動かなかったんですけど。私が何遍も叫ぶんもんですから、看護婦さんとかみんな泣いてらしたのに『ぷっ』って笑っちゃって」と振り返り、笑った。