★7日、一般社団法人「勁草塾」と10日、中道改革連合を離党した前衆議院議員・阿部知子の後援会「あべともこと共に歩む会」の共催で神奈川県藤沢で開かれた勉強会。立憲民主党参院議員・辻元清美が講演し、野党が大敗した現状の「突破口」として「党派を超えて課題ごとに具体策を示し、世論を作っていくやり方が1つだ」とし、自民党の前首相・石破茂と日米地位協定改定を目指す超党派の議員連盟について「議連がいよいよ形になる。期待している。それ以外でも超党派で動きを作れたらいい」と語った。また同席したれいわ新選組参院国対委員長・伊勢崎賢治も「昨年の暮れから石破前首相と構想を温めてきた。水面下で確実に強力な布陣が広がりつつある」と期待をにじませた。

★リベラル勢力の結集に見えるが、中道の議員が言う。「野党のリベラルも穏健保守も、多くの野党議員がこの議連に関心が高い。集まるとその話になる場合がある。だが辻元が入ってくると、またややこしくなる。穏健保守の考える安全保障の常識とリベラルの常識の差が埋まるだろうか。石破もれいわ新選組や立憲の左派だけでは組めないのではないか。逆にリベラルの顔が並べば穏健保守勢が二の足を踏むだろう。結局、議連が大きなうねりにはならなくなる。右派左派入り乱れてまとまらないのではないか」といぶかる。

★自民党議員はもっと辛らつだ。「自民党議員で今の自民党政治を快く思わない人たちは党内に沢山いる。人事、政策、政治手法、議会の振る舞い、それぞれに言いたいことは沢山あるだろう。でも誰も何も言わない。野党の皆さんは石破を筆頭に党内のリベラル議員、と言っても彼らからすれば、自民党内の保守本流だと思っているだろうが、本来の自民党らしさを持ち合わせる石破らの勢力は党内に残っているから生きる。何やら党を飛び出してリベラル新党の期待があるようだが、石破も離党して新生党に行き自民に復党している。前外相・岩屋毅も新党さきがけに行ったが、復党している。彼らは再び離党することはないだろう。ただ党内にリベラル勢力が足りないから、超党派で幅を広げたいだけ。壊滅した野党が期待値を上げているだけだ」。(K)※敬称略