藤井聡太王位(竜王・名人・棋聖・棋王・王将=23)への挑戦権を争う、将棋の伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦挑戦者決定戦、伊藤匠2冠(23)対羽生善治九段(55)戦が28日午前10時、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。先手後手を決める振り駒は、と金が3枚出て、羽生が先手、伊藤が後手と決まった。

後手の伊藤は今期、予選5組からスタート。宮嶋健太四段、八代弥八段、山本博志五段と下すと、決勝で2年連続で棋王戦の挑戦者となった増田康宏八段に勝って、リーグ入りした。

王位戦の挑決リーグは紅白各6人に別れ、それぞれの成績最上位者による挑戦者決定戦を行う。白組に入った伊藤は古賀悠聖六段に敗れたものの、昨年の棋聖戦挑戦者の杉本和陽六段、今年の棋聖戦挑戦者の服部慎一郎七段、昨年まで2年連続で竜王戦の挑戦者となった佐々木勇気八段と倒した。最終局で新鋭藤本渚七段に勝って、4勝1敗で並んだ藤本、古賀とのプレーオフに持ち込んだ。1回戦では千日手指し直しの末に藤本を振り切り、決勝で古賀を撃破。ここまで勝ち上がってきた。

昨年7月、羽生とは王座戦挑戦者決定戦を戦い、伊藤が勝った。挑戦権を獲得すると、藤井王座と最終第5局までもつれ込む熱戦の末、3勝2敗でタイトルを奪っている。今回は、23年秋にタイトル初挑戦となった竜王戦以来の7番勝負登場を目指す。