環境省は15日までに、4、5月の全国のクマによる人的被害が、死者4人を含む19人(速報値)に上ったと明らかにした。4月の出没件数は1759件(同)で、4月としては記録が確認できる2009年度以降で過去最多。昨年同月の800件から2倍以上となった。

環境省によると、4~5月に被害者数が最も多かったのは岩手と福島で4人、山形と富山が3人と続いた。うち死者は岩手3人、山形1人。5月の全国の被害者数は死者3人を含む計13人だった。

4月のクマの出没件数で最多だったのは秋田395件。岩手376件、宮城138件、福島112件と続いた。結果を公表していない北海道、生息していないとされる九州、沖縄は除いた。

環境省の担当者は「山菜採りに出かけて襲われたとみられる被害が多発している。山に入る際は出没情報を確認し複数人で行動するなど注意してほしい」と話した。(共同)