米ホワイトハウス記者会主催の夕食会が24日、ワシントンのホテルで開かれた。4月に開催されたが、トランプ大統領(80)の暗殺未遂事件が起きて中断し、仕切り直した。トランプ氏はスピーチで「われわれは政治的暴力に屈しない」と述べた。
トランプ氏は自身に不都合な報道に反発し、メディアを攻撃してきた。スピーチでは記者らの電話取材に頻繁に応じているとアピールする一方で、一部の記者をやゆし、野党民主党の議員らを罵倒した。イラン情勢に言及し「順調に推移している。フェイクニュースを信じるな」とも語った。
スピーチの前には少女らの性的人身売買罪で起訴され自殺した富豪エプスタイン氏とトランプ氏の交友関係を報じた記者らが表彰された。トランプ氏がこれを念頭に「決して楽な夜ではなかった」と語ると、会場からは笑い声が上がった。
米憲法は大統領の3選を禁じ、トランプ氏は2028年の次期大統領選に立候補できないが、スピーチ中に「トランプ2028」と書かれた赤い帽子をかぶり、冗談交じりに3選挑戦の意欲を見せる場面もあった。
記者会によると、夕食会は1921年に始まった。現職大統領を招く恒例行事だが、トランプ氏は1期目は出席を断り、今年4月が大統領として初めての参加だった。
4月の夕食会では、開始から間もなく武装した男が会場に突入しようとし、トランプ氏ら政権高官が退避。男は現場で拘束され、暗殺未遂など四つの罪で起訴された。
今回は警備を大幅に強化。米メディアによると、出席者も前回の2500人以上から約700人に絞られた。(共同)

