トランプ米大統領の秘書役の女性ナタリー・ハープ氏(35)が注目を集めている。米メディアによると、トランプ氏の2期目就任(2025年1月20日)後、1日も休みを取らず、外遊や公務以外の日程にも同行。代わりに交流サイト(SNS)に投稿したり、トランプ氏が目にする情報を管理したりする重要な役割を果たしているとされる。

野党民主党のオソフ上院議員は16日、中間選挙に向けた集会で「(トランプ氏は)仕事をしたいのではない。ナタリーと旅行がしたいのだ」とやゆした。トランプ氏とハープ氏が不適切な関係にあるかのように述べたことで、ホワイトハウス側の激しい反発を招き、話題となった。

ハープ氏は7月、トランプ氏が訪問先のトルコから帰国時、イランが暗殺を企てているとの情報があるとして大統領専用機からひそかに軍用機に乗り換えた際に一緒にいた数少ない側近の1人と報じられた。

かつて骨のがんをわずらい、第1次トランプ政権が導入した未承認薬を試験的に使うプログラムで克服したとして、高い忠誠心を公言してきた。携帯型のプリンターを持ち歩き、トランプ氏に資料を手渡すことから「人間プリンター」とも呼ばれる。

トランプ氏が20年の大統領選に敗れ、周囲の人が距離を置いた後の22年に保守系のケーブルテレビ局をやめ、個人秘書を務めるようになった。トランプ氏は「彼女だけは私から離れない」と周囲に語ったという。

ホワイトハウスはハープ氏について「大統領のチームの中で最も忠実で勤勉な補佐官の1人だ」とコメントした。(共同)