北朝鮮による拉致被害者で埼玉県川口市出身の田口八重子さん(1978年の失踪当時22)の長男飯塚耕一郎さん(49)が19日、さいたま市で講演した。拉致被害者家族の高齢化が進んでいることに触れ「時間はこれ以上かけられない。(問題解決に向けては)ここ数年が勝負どころだ」と強調した。
「問題を自分事として考えてほしい」とも訴え、拉致被害者全員の「即時一括帰国」を求めた。
77年に拉致された横田めぐみさん(当時13)の弟哲也さん(58)も登壇し「被害者全員を必ず取り戻す。日本人全員が喜びを分かち合える日が来ることを願っている」と語った。
講演があったのは埼玉県などが主催の「拉致問題を考える埼玉県民の集い」で、国会議員や地元自治体議員をはじめ、約420人が参加。横田めぐみさんを題材にしたアニメや、拉致問題のドキュメンタリー映像なども上映された。(共同)

