気象庁は9日、南米ペルー沖のエルニーニョ監視海域で、9月の海面水温が基準値(30年間の平均値)より4・0度高く、1949年の統計開始以降最高に達したと明らかにした。これまで最も差が大きかったのは97年12月の3・6度だった。世界的な異常気象の一因とされ、日本でも今夏の台風多発を引き起こした可能性がある。

気象庁によると、エルニーニョ現象も影響し、今冬は熱帯域を中心に大気の温度が高くなる。日本の気温は北日本で平年並みか高く、東-西日本と沖縄・奄美で高くなる見込み。暖冬が作物の生育に作用する懸念があり、農業分野などで対策が進む。

今回のエルニーニョ現象は今春から起きていたとみられ、冬にかけて続く見通し。発生は2023年春~24年春以来だった。