6連覇を目指す藤井聡太竜王(23)が棋聖戦5番勝負に続いて服部慎一郎七段(27)の挑戦を受ける、将棋の第39期竜王戦7番勝負第2局が23日、静岡県三島市「三嶋大社」で行われた。22日午前9時からの2日制で同所で始まった対局は、後手の藤井が中盤抜け出すとリードを保ったまま押し切り、2連勝とした。第3局は11月3、4日、京都市「総本山仁和寺」で行われる。

藤井が落ち着いて対応した。開幕局を落とした服部が、「絶対王者」の看板戦法である角換わりで挑みかかる。右玉でバランスを取りながら粘った藤井は、「何とか玉を安定させることができて、難しいながら楽しみのある展開に持ち込めたと思います」と振り返った。

今年に入り、静岡県内での2日制7番勝負は連敗中。2021年7月の棋聖戦(沼津市)から昨年1月の王将戦第1局(掛川市)まで、静岡県でのタイトル戦は8戦8勝だった。今年の棋聖戦(7月1日、沼津市)こそ服部を下して7連覇したが、王将戦第1局(1月11、12日、掛川市)では永瀬拓矢九段、王位戦第1局(7月4、5日、浜松市)では伊藤匠2冠に敗れた。嫌なデータを振り払い、今年最後のタイトル戦で白星を挙げた。

第3局は現在11戦11勝の京都府。このうち、竜王戦仁和寺対局は5戦5勝だ。「結果は幸いしていますけど、内容的には難しい将棋が続いています。第3局以降も集中して臨めればと思います」。6連覇に向けて、気を引き締めていた。【赤塚辰浩】